無気力人間の怠惰記録

日々のことを書いてく感じです

天穂のサクナヒメ

というわけで今回私がプレイした作品はこの作品

天穂のサクナヒメ

世間ですごい話題になり各地で売り切れを起こし令和の米騒動なんて言われていましたね。稲作に本気で取り組みそれをゲームに注ぎ込んだ意欲作!インディーズとは思えない作り込みに作品の完成度の高さ、それを今回ご紹介出来たらなと思っています。

 

稲作システム

まずは注目されていた稲作システムについて

ある程度ストーリーを進めると種籾の選別から稲作を始めることになります。

まず種籾の選別から!?と驚かれると思います。私は稲作経験ほとんどなかったので一体何をやるんだ…?と恐る恐るやりました。その後苗を育てて田植えをし、適度に肥料を与えて稲を育てていくのですがこれがもう本当に大変で大変で…
どの時期にどの肥料を与えるか、害虫や病気にならないためにしっかりと管理しそれぞれ必要なアイテムを肥料に混ぜなければ行けないのですが…ちょっと目を離すと大変なことに…。農家さんの苦労を少しわかった気がしました。

他にも水を入れたり抜いたりで温度調節をしたり一度水を完全に抜いたりと本当にやることが多い!それらをこなしいよいよ収穫!稲を集めて干して水気をある程度取って脱穀…この脱穀も物語を進めていくうちにどんどん文明の利器の便利さに気付かされて生きます…。そして脱穀が終わるといよいよお米になります。いやぁ普段食べているお米がこんな大変な作業のを経て私達の元へ来るんだと思うと無駄に出来ないなと思わされました。稲作システムはすごい作り込まれてると思います。

 

戦闘面

サクナヒメは稲作に目を生きがちですが戦闘についてもしっかり作り込まれています。

私はアクションが苦手なので難易度を下げてプレイしていたのですが苦手な私でもほどよく気持ちよく敵を倒せてすごい爽快感のある捜査官でした。武技というスキルを使い敵をばったばったと倒し羽衣を使って相手にデバフをかけたり攻撃したり…とやり込めばやり込むほど戦闘の面白さに気づいていくシステムでした。

このサクナヒメなんと食べたものでステータスが上がり特殊効果が付くこともあり毎晩何を食べるかとても悩まされました。どこへ行くかによって何を食べるか変わるしどこへも行かず稲作をする日は今日は戦闘ないし控えめな食事で良いか…でも良いものを食べさせて上げたいたいし…うーん…。といった感じで日々の全てが楽しい悩みで溢れていました。

サクナヒメは本当にアクションが苦手な人でも大丈夫なように作られていてなんと主人公サクナヒメはお米を収穫するたび強くなります。毎年毎年お米を大事に育て良い品質のものを作れば作るほどサクナヒメが強くなり今まで苦戦していた敵たちと互角、いやそれ以上に戦えるようになっていきます。そして稲作を通して武技を覚えたりアイテムが出てきたり…と稲作と戦闘を結びどちらも楽しめるようなシステムになっています。

 

ストーリー

稲作も戦闘も良いのはわかったけどじゃあストーリーは?となりますよね?サクナヒメなんとストーリーまで面白いんです。

主人公サクナヒメは人間たちの起こした事件により鬼が跳梁跋扈する島へその人間たちと出向くように勅令を出されます。最初は都を出たことがなく親の遺産を食いつぶして生きてきた世間知らずでわがままのサクナヒメ、しかし島での人間たちとの生活に酔って少しずつ神様らしく成長していきます。

こういうのってどこまで言っちゃえばいいのかいまいちわからないので軽く説明しますが良い意味で王道でそして泣けるし主人公達の成長を感じられて心に残るすごくいいストーリーになっています。プレイヤーとして主人公達と苦楽を共にするお陰か感情移入が半端じゃなく後半はイベントが起こる度ちょっと涙目になってました。詳しく説明しちゃうと魅力が半減しちゃいそうなので言えませんがとにかくプレイして君の目で最高のエンディングを確かめてくれ!!!!

ということでだいたい説明出来たかな…私の説明じゃサクナヒメの魅力を全然書ききれないので是非ともプレイしていただきたい!
キャラクター達と苦難を共にしそれを乗り越えだからこそストーリーにのめり込めるし創意工夫が楽しくなっていく、そんな素敵なゲームです。インディーズなだけあってたまに粗は見えますが全然気にならない程度ですし定期的にアプデしてくれるのでそのうち大きいバグとかはなくなっていくと思います。

個人的に私が今までプレイしてきたゲームの中で片手の指に入るレベルで面白い作品でした。えーでるわいすさんの次回作にも注目です!出来ればココロワちゃんが主役のゲームを何卒…何卒…
というわけで今回はこれくらいにしておきます。サクナヒメ、本当におすすめできる作品でした。